投資コラム

アメリカ株をほとんど買えるETF[VTI]

こんにちはくまさんです。今回は全米のほとんどの株に投資できるETF[VTI]について紹介します。

くまさんが株初心者が一番最初に買ったらいいと思うETFでこれ1つで全米のほぼすべての株をカバーできます。

米国株インデックス投資をするすべての人におすすめできるETF

VTIってなに?どんなETFなの?

VTIは正式名称を「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」といい、バンガード社が提供する主に全米の主要な企業の株式への投資ができるETFです。

バンガード社を代表する商品で現在その投資対象は約3600社にものぼります。
米国全体を広くカバーしているETFで、米国分散投資を1本でおこなえるETFのひとつです。

VTIを買う理由

VTIを買う人は米国株の成長と分散投資のメリットをよく理解している人と言えます。

S&P500連動ETF[VOO]との違いは投資銘柄数がS&P500が約500銘柄なのに対しVTIは約3600社とより分散されており中小企業株までフォローされている点です。

これはより分散が取れているためパフォーマンスが安定します。

米国の成長を確信している人は迷わず買っていいETFのひとつです

VTI組入銘柄

VTIの上位組入銘柄は下記のとおりです。

1位 MSFT マイクロソフト
2位 APPL アップル
3位 AMZN アマゾン
4位 FB フェイスブック
5位 GOOG グーグル
6位 GOOGL グーグル
7位 JNJ ジョンソン・エンド・ジョンソン
8位 BRK-B バークシャー・ハサウェイ
9位 V ビザ
10位 PG プロクター・アンド・ギャンブル

VTIのメリット・デメリット

VTIのメリット

VTIのメリットはVOO(S&P500)より分散された銘柄数と買い付け単価の安さ、そして経費率の安さなどインデックス投資に必要とされている要素すべてをカバーしている優等生ETFである点です。

VOOは2020年夏現在でおよそ300ドルなのに対してVTIは160ドル前後とおよそ半分のコストから投資できます。さらにVTIの経費率は0.04%と非常に安価です。

小型株にも投資できるため長期的な値上がり益も期待できます。

はじめてでETFを買ってインデックス投資をしたいという投資初心者にすすめたいETFです。

VTIのデメリット

VTIのデメリットといえるデメリットはないですがあえて言うなら分散が多岐にわたるETFは一般的に値上がりや値下がりの動きがより緩やかに動く点だと思います。

ですのでパフォーマンスはS&P500より若干緩やかなときがあります。

また米国だけに投資するため米国の成長率が悪い場合は大きくパフォーマンスを落とす点もデメリットです。

VTIの特徴

VTIの特徴は冒頭の説明に書いたとおり約3600社もの米国全体をほぼ網羅する銘柄に低コストで投資できる点だと思います。

一般的なETFよりも分散されている点、そして米国に焦点を当てている点が特徴で、ETF全体の人気も高いのも特徴の1つです。
組入上位銘柄はGAFAMでその他にジョンソン・アンド・ジョンソン、バークシャー・ハサウェイ、ビザ、プロクター・アンド・ギャンブルなど米国を代表する名だたる企業が名を連ねています。上位3社以外は1〜2%の組入比率です。

VTIの配当金と年率

VTIの配当金は2020現在で0.6999ドルで配当利回りは1.72%と分散されたETFでは良い水準といえます。配当金を含めた年率は直近10年で7〜10%前後を記録していますので運用利回りとしても申し分ありません。

VTIの直近の株価チャート

直近で5年の株価チャートは以下のとおりです。

オレンジの線がSPXでS&P500に近い指数です。
ブルーの線がVTIでバンガード・トータル・ストック・マーケットETFです。
詳細は各証券会社のページを御覧ください。

まとめ

VTIは米国の株式のほぼすべてを網羅できる約3600銘柄に分散投資できる優良ETF
経費率はおよそ0.04%と非常に安く年率成長も10%前後を期待できる。
ETFの規模も最大級で安心して投資できる。
米国のみを投資対象としているため米国経済の変動に左右されやすい