投資コラム

バフェット太郎さんの10種類の株について考えてみた(分析)

こんにちはくまさんです。今回はバフェット太郎さんの提案する10種類の株について考えていました。

あくまで個人的な考えで批判や肯定をすることは考えていません。
配当再投資の手法自体は素晴らしいと思います。今回考えるのは個別銘柄の選定についてです。

先日、中田敦彦さんのYouTube大学でバフェット太郎さんが紹介されていました。

わたしもバフェット太郎さんやたぱぞうさんの投資手法を参考にしていますしとてもいい考え方だと思っています。
そこでわたしの思った疑問についてをここで書いていきます。

バフェット太郎さんの投資手法

比較的成熟している米国大手企業で配当性向が高い銘柄の中から10種類をピックアップし配当金で買い増しをして資産を増やしていく投資手法です。高配当株や連続増配株が多い米国株の良いところを利用した投資手法だと思います。また10種類をそれぞれ均等に10%くらいずつ保有しリスクを分散して長期でリターンを取りに行く方法です。

銘柄一覧
プロクター&ギャンブル(PG)
ウォルマート(WMT)
アルトリア・グループ(MO)
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
マクドナルド(MCD)
フィリップ・モリス(PM)
コカ・コーラ(KO)
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
IBM(IBM)
エクソン・モービル(XOM)

上記10種類がポートフォリオの中身です。

この銘柄選定の前段階のスクリーニングで30種まで銘柄を絞っています。
それが以下の銘柄です

アップル(AAPL)
マイクロソフト(MSFT)
インテル(INTC)
IBM(IBM)
ウェルズ・ファーゴ(WFC)
USバンコープ(USB)
スリーエム(MMM)
ユニオン・パシフィック(UNP)
キャタピラー(CAT)
エマソン・エレクトリック(EMR)
ホームデポ(HD)
マクドナルド(MCD)
エクソンモービル(XOM)
シェブロン(CVX)
プロクター&ギャンブル(PG)
コカ・コーラ(KO)
ペプシコ(PEP)
フィリップモリス(PM)
アルトリアグループ(MO)
ウォルマート(WMT)
コルゲート・パルモリーブ(CL)
モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)
クラフトハインツ(KHC)
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
アッヴィ(ABBV)
アムジェン(AMGN)
アボット・ラボラトリーズ(ABT)
AT&T(T)
ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)
サザン(SO)

バフェット太郎10種類が万人に良い銘柄なのか?

ですからこの中からもう少し別の銘柄で良い銘柄はないのかを考えてみます。

わたしが疑問を持った銘柄はIBM(IBM)とエクソン・モービル(XOM)です。

何に疑問を持ったのかというと事業内容の将来性があるのかという点です。
IBM(IBM)はハイテク系銘柄で唯一と言っていいほどの高配当銘柄です。しかし現在のIBMの株価は全盛期は2013年頃をピークに減少傾向
を続けています。さらにIBMは既存の事業からクラウドなどの分野に転換を図っているのでそれがうまくいくのかを注意深く見守ったほうがいいと思います。
わたしはどちらかというとマイクロソフトのほうが配当利回りは少ないですが事業の分散や業績の成長の観点から良いのではないかと考えます。
多くの資本を持っていても長期的に成長を継続し続けられるかは業態が大切だと考えます。

またエクソン・モービル(XOM)は同セクターのシェブロン(CVX)もしくはサザン(SO)やAT&T(T)などのほうが魅力的に感じます。
同エネルギーセクターは景気動向に左右されやすいとともにコロナショックのような実態経済に影響が出る事態にに至った場合は大きくパフォーマンスを崩す可能性があります。また原油市場は各国の思惑で大きく変動することや将来的な需要の問題が大きくあるので10種類のうちで一番パフォーマンスが変動しやすい銘柄だと思います。現在は銀行や金融銘柄にも同じことが言えると思います。長期的に保有できればリターンが見込めますがこれに耐えられる人が何人いるのかに疑問を持ちました。

他に方法はないのか。

私はいくらかの投資比率をインデックスに振り分けつつ比率をある程度コントロールしていくつかの買いやすい高配当株でインカムゲインを狙う手法のほうが現実的だし選びやすく初心者が再現性を良く投資するには良い手法ではないかと考えます。

また高配当銘柄で選定ができなかったり余った投資資金を高配当株に投資したい場合は高配当ETFのVYM・HDV・SPYDなどを組み入れ銘柄として活用するのもいいと思います。

そしてハイテク産業はこれからも大きな需要がありますし、成長性もあると私は考えます。もちろん配当比率はリスク許容度によって変化しますがポートフォリオに組み入れない理由のほうが弱いと私は考えます。ある程度は成長の恩恵を受けたほうが良いのではないでしょうか。

要点整理とまとめ

  • 投資手法として高配当投資にはメリットや魅力がある。
  • バフェット太郎10種は投資時期や未来によって変化すると思います。
  • IBM(IBM)とエクソン・モービル(XOM)は他の銘柄と入れ替えてもいいと思う。
  • くまさんのおすすめはインデックス投資と併用するか高配当ETFを検討する。
  • ハイテク産業もポートフォリオに組み入れを検討したい。