投資コラム

金価格が過去最高!高くて買えない?おすすめの買い方

こんにちはくまさんです。今回は金への投資方法についての紹介します。

未曾有の大災害であるコロナショックにより景気はこれから下降傾向をたどるのは間違いありません。
日本政府や日本銀行は金融緩和により紙幣の発行額を増やしていてこれからお金の価値が下がってくることが予想されます
米国でも2兆ドル(約220兆円)もの大規模経済対策が発動しており通貨の価値はより下落局面をたどる可能性が高まっています。

そんな昨今の現状を踏まえて金価格が過去最高値に迫りつつあります。どのようにすれば金に投資できるのか、どのような買い方があるのかをわかりやすく説明します。

ちなみに結論から言うと金投資ではETFと純金積立が少額から購入できるのでおすすめです。その理由を説明していきます。

金価格が上がっている理由

金価格が上昇している理由には上述している各国の金融緩和によるお金の価値の下落不況やインフレに対するリスクヘッジの意味合いが強いと思われます。
かんたんに説明するとお金の価値が減ってしまう可能性があるのでそれに備えて金を買っている。金は魅力的投資先である。という意味です。

FRBや日本銀行の金融緩和で世界はお金余りの時代に突入しています。
米国だけでもおよそ2兆ドル(約220兆円)もの経済対策で今後インフレ傾向に進む可能性があります。
FRBについては下記の記事も参考にしてください。

(米国株に必要な知識)FRBってなに? こんにちはくまさんです。今回は米国株投資の重要な用語であるFRBについて説明します。 FRBとは FRBとはアメリカの中央銀行に...

金にはどのような商品があるのか。

投資商品には主に

  • 純金積立
  • 現物(インゴット)
  • 金ETF
  • 金鉱株
  • コインやアクセサリー

純金積立

金地金は大手販売商の田中貴金属や三菱マテリアルで購入する方法やSBI証券マネックス証券楽天証券などの大手ネット証券から積み立てる方法が主流です。

少額から積み立てられるのがメリットです。現物と交換できるサービスがある商品が主流ですが一部のネット証券では交換不可な商品もあります。

現物(インゴット)

現物のインゴットは金地金販売商の田中貴金属や三菱マテリアルで購入する方法が一般的です。

金地金はのメリットは現物として手元に保存できるので他の商品と違って手元に置ける安心感があります。しかし流動性の問題(売買できる場所が限られる)や保管場所の問題(貸し金庫など)などがあり大量を所持するにはそれなりの準備が必要です。

金ETF

米国の証券取引所に上場しているものと日本の証券取引所に上場しているものがあります。

米国の金連動ETFには[GLD]SPDR Gold Sharesや[IAU]iShares Gold Trustなどがあります。日本の金連動ETFには[1326]SPDRゴールド・シェア[1540]純金上場信託(現物国内保管型)などがあります。

どちらもETFなので流動性が高く売買や積み立てが容易なのでおすすめです。デメリットは証券取引所が開場している時間しか売買できない点ですがそれはすべての商品で同じです。金と裏付けされている商品がおすすめです。

金鉱株

金鉱株は金価格と直接連動するわけではないので長期保有には不向きですが金価格の上昇局面では他の金商品より値上がり益が取れることがある商品で金とは違ったメリットがあります。しかし本来の金商品の特性を持っているわけではないので金商品としての運用には向いていません。
有名金鉱株ETFとしては[GDX][GDXJ]などがあります。

コインやアクセサリー

コインやアクセサリーは一番身近な金商品です。コインは金地金価格の他にプレミアムが上乗せされているのでインゴットよりも割高ですが少額から購入できる点や見た目の美しさから少しづつ収集するのに適している商品です。またアンティークコインなどの場合付加価値が付く場合がおおく長期で保有するとより値上がり益を得ることができる商品などもあります。しかしこの場合専門知識が必要なのでややハードルが高くなります。
アクセサリーはネックレスなどの商品が主流ですが投資としてより美術品としてや嗜好品としての側面が強くなるので特段投資に向いているとはいえません。

購入方法は?金の買い方

金を購入する場合は

  • 現物(インゴット)を販売店で購入する。
  • 証券口座などで金の純金積み立てを少額から積み立てる
  • 証券口座からETFを購入する
  • 証券口座から金鉱株を購入する
  • 貴金属店でコインやアクセサリーを購入する

などの方法があります。

金のポートフォリオでの役割

金はコモディティであるとともに工業製品などに使われる希少資源でもあります。
地球全体の埋蔵量も試算されていて資源は毎年採掘されていますので、今後ますます値上がりが見込める商品です。

米国や日本など各国の中央銀行による相次ぐ金融緩和政策により債権などの資産の有用性が薄れつつあります。そんな中で債権よりも値上がり益が見込める資産性が高い金が注目されるのは必然ではないかと考えられます。

株式などと逆の値動きをする金はリスクを分散するという意味合いでポートフォリオに組み込まれる可能性が高いです。

まとめ

金投資についてかんたんにまとめると

金は今後も値上がりすることが見込まれる
購入は現物や金ETF、コインやアクセサリーなど投資方法は多様にある。
購入方法は積み立てやETFが少額から買えておすすめ
ポートフォリオではリスクヘッジの役割が強い

上記がポイントになります。

みなさんの投資の参考になれば幸いです。 Happy investment!