こんにちはくまさんです。今回は米国Amazonの株価と高くて買えないときの対策について説明していきます。
結論から言うとAmazon株が買えない場合はQQQというETFを買うことをおすすめします。
今年はじめの暴落から連日米国の株式市場は大きく値動きをしています。現在はコロナウイルスの影響が少ない分野の株が暴騰し、実体経済に大きな影響を受ける企業は株価が停滞している状況です。
そんな中GAFAMの一角であるAmazonの株価が年初来の上昇率から60%以上を上回り3000ドルの大台に乗せたことが大きな話題になっています。そこで今回はAmazonの強さの源泉について深掘りしていきたいと思います。
Amazonについて
Amazon.com,Inc.は、アメリカのワシントン州にあるシアトルに本拠を構える多国籍巨大IT企業です。時価総額は1兆5000億ドルを超え米国2位のマイクロソフトに迫る勢いです。主力事業は通信販売でその他にもAmazonプライムなどのサブスクリプション収益やAWSなどのクラウドサービスも近年売上の比率を伸ばしています。CEOはジェフ・ベゾス氏でもともとはオンライン書店としてスタートしたサービスでした。
収益のモデルと決算の推移
収益は上記で述べている通り通信販売部門が売上がサードパーティを含めると70%の比率を持っています。その他にAWSなどのクラウドサービスが12%程度でサブスクリプションサービスのAmazonプライムが7%程度です。
全体としては通信販売が主力ですが今後はクラウドサービスやサブスクリプションサービスなどの別部門の売上比率も上がっていくものと考えられます。ほぼ全部の部門がプラス収益となっています。
また4月30日の2020年度第1四半期決算1Qでは収益755億米ドルで純利益25億米ドルで前年同期比では増収減益という結果でコロナショックの影響をいくらか受けていた事を想定させる決算内容でした。直近のアナウンスでは第2四半期では赤字になることが予想されています。
現在の株価
現在の株価は3,081.11ドルで直近の株価チャートは以下のとおりです。
ナスダックとの相関関係
Amazonの株価とナスダック100連動ETFのQQQの価格の相関関係は以下になります。
これを見てわかるようにAmazonの成長部分がQQQに反映されているのがわかります。
今後の見通し
今後Amazonは現在の通信販売のインフラとしての機能を維持しつつ映像配信などのサブスクリプションやAWSなどのクラウドサービスの売上を強化してくるものと考えられており、利益率の良いビジネスで収益構造は上昇していくことが予測されています。現在の株価はその予想を織り込んでいるものと考えられています。またAIの開発にも力を入れており次世代のサービスを提供していくものと考えれれるので投資家の期待も高く資本が集中していくことが考えられます。
Amazonが買えない理由
ではなぜAmazon株が買いにくいのかといえば急激な暴騰によって上がった株価は調整局面ではより大きく下げると考えられているため個人投資家は高値つかみを嫌って購入をためらってしまうのではないかと考えられます。また3000ドルという株価も個人投資家が大きく買い増しを考えられる水準ではないため買えないのではないかと考えられます。
どうすればいいのか
しかしAmazonの成長の勢いは特筆すべきところがあり、個人投資家がこの恩恵を受けることのできる商品にナスダック100連動ETFのQQQがあります。次世代の企業が集合しているQQQであればこの成長の恩恵を十分に受けることができると考えられます。
もちろんドットコム・バブルの例もありハイテクセクターは暴落に弱いと言われ続けていますから直近暴落することも考えられるかもしれません。また世界各国でITプラットフォーマーへの規制が強化される流れにあるのでそれもリスク要因として考える必要があります。ですので商品の特性や組入銘柄をよく見てご自身の判断で購入することをおすすめします。
まとめ
Amazon.comの勢いはそのビジネスモデルの強さに起因している。
今後はサブスクリプションやクラウドサービスの恩恵をうけるのでより収益構造が良くなっていく。
バブル崩壊や規制強化などリスク要因もある。
個人でAmazon株が買いにくい場合QQQという選択肢もある。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。 Happy investment!