投資記事

世界の電子契約でスタンダードをとったDocuSign

こんにちはくまさんです。今回はコロナウイルスによるパンデミックで業績が追い風のDocuSignについて考えてみました。




DocuSignについて

DocuSignは2018年にIPOした電子署名サービスを提供する会社です。
会社の存在自体は2003年から始まっていますが当時電子署名は一般的ではありませんでした。
業績が上がってきたのは2013年ごろからでそれまでは低調な業績の企業でした。

しかし徐々に売上を伸ばし現在では株価は初期の株価から大きく値を伸ばしています。

契約書は紙からデータへ

デジタルトランスフォーメーションの普及により契約の主体は紙から電子データへ変わりつつあります。

昨今のコロナウイルスのパンデミックによりその普及は急速に進みました。そんな中でオンライン主体のリモートワークやペーパーレスの流れにピンポイントでフォーカスしているこの会社の業績は力強い成長を上げており今後も期待されています。

最近注目されているZOOMやセールスフォースなどと同じクラウド系銘柄です。

はんこなんていらない

日本では行政改革の目玉にハンコの廃止が上げられていますが、このデジタルへの流れは必然的だと考えます。

実際ハンコで証明するよりもよっぽどセキュリティ性が高く様々なフォーマットに対応するプロダクトは今までのプロセスの煩雑さを取り除くデジタル技術であると言えます。

現在日本でのこの市場でのシェアはクラウドサインが80%と大きなシェアを持っていますが、日本の文化であるハンコへの対応も細やかにされており世界で約188ヶ国において250,000社に採用されており、およそ1億人を超えるユーザーにより利用されています。

この圧倒的なシェアは群を抜いています。
米国をはじめ多くの国でスタンダードになっていると言っても過言ではありません。

テクノロジーで生産性向上

電子署名が注目されてる一つの要因として生産性の向上が一つの要素として語られます。では実際にDocuSignはどのような製品があるのでしょうか

DocuSignのプロダクト

DocuSignはAgreement Cloudという包括されたサービスを提供しています。これは契約書の作成から署名・契約の締結、他のシステムやサービスとの連携による管理まで一括して内包しているサービスです。SalesforceやWorkday、GOOGLEなどののサービスと連携ができるようになっており非常に柔軟性が高いプロダクトになっています。

DocuSignの価格設定

支払い方式は一般的なクラウド企業に多い月額課金方式です。

eSignature Plansというプランは年一括払いと月額払いとに分かれていて、
それぞれにPersonal、Standard、Business Proというプランが用意されています。

また不動産向けのReal Estate Plansというプランも用意されていてReal Estate Starter、Real Estateというプランが用意されています。

この他にAPI PlansというプランもありAPIを使い他のサービスと連携するプランも用意されています。

今後も恒久的に収益が持続

DocuSignの収益の秘密はサブスクリプションサービスであることが挙げられます。年払いで月々の契約料を各企業に課しますので恒久的に一定の収益が確保できる形態になっていて、今後の収益を予想しやすいのもこの課金形態のメリットです。現在多くのクラウド系企業がこの契約方法を採用しています。

ライバルはAdobeシステムズ

DocuSignの競合企業はAdobeシステムズが挙げられます。

Adobeシステムズは画像や映像編集の開発支援ソフトで有名な企業でPhotoshopやAfter Effects、Premiereなどのソフトが有名です。現在はそのソフトを束ねたサブスクリプション型のサービスを提供していて売上高は一兆円を超えています。

Adobeシステムズは電子書類のフォーマット形式であるPDFを開発した会社でもあり、この方式は現在電子書類のスタンダードな形式でこれに付帯する機能としてAdobeSignというサービスを提供しています。

現在はAdobe事態この機能に特段テコ入れする気配はありませんが、今後はAdobeもこの分野に力を入れてくることも考えられるため動向を確認することが必要だと考えます。




直近の決算と株価の推移
直近の株価の推移は以下のようになっています。

先日最高値の268ドルを記録してから大きく調整が入り上昇は緩やかになっています。

直近の決算は米国株決算マンさんから引用させていただいています。

まとめ

    DocuSignは電子署名サービスの会社
    リモートワークやペーパーレスが追い風。
    課金は年一括払いの月額課金方式。
    今後も継続的に普及するクラウド銘柄。

以上を考慮の上で投資をしていただければと思います。
それではみなさんの投資の参考になれば幸いです。
Happy investment!