こんにちはくまさんです。今回は全世界に投資できるETF[VT]について紹介します。
はじめての人にも自身を持っておすすめできるETFなのでぜひポートフォリオへの組入を検討してみてください。
全世界分散?世界の企業をまとめて買えるVTってどんなETF?
VTとはどんなETF?
VTは正式名称を「バンガード・トータル・ワールドストックETF」といい、バンガード社が提供する主に全世界の主要な株式への投資ができるETFです。
現在その投資対象は8000社を超え米国から新興国まで広くカバーしていて全世界分散投資をこれ1本でおこなえるETFです。
VTを買う理由
VTはその投資対象の広さから個別株の変動を受けにくい構造になっています。ひとつの構成銘柄の比率が最大で2%強でほとんどが1%未満のためひとつの個別株銘柄が下落しても上昇してもほとんど影響を受けません。ですから安心感をもって投資できる商品の1つです。安定的な値動きとリターンを求めたい場合は最適の商品です。
VT組入銘柄
VTの上位組入銘柄は下記のとおりです。
1位 | APPL | アップル |
---|---|---|
2位 | MSFT | マイクロソフト |
3位 | AMZN | アマゾン |
4位 | FB | フェイスブック |
5位 | GOOG | グーグル |
6位 | GOOGL | グーグル |
7位 | BABA | アリババ・グループ・ホールディング |
8位 | JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン |
9位 | 700 | テンセント・ホールディング |
10位 | V | ビザ |
VTのメリット・デメリット
VTのメリット
VTのメリットはなんといってもリスク分散の素晴らしさだと思います。もちろん構成比率の50%強を米国が占めていますので値動きはVTIやVOOを緩やかにした値動きに近いですが残りは新興国や欧州そして太平洋諸国に15%から25%くらいの比率で分散されています。
ですから1つのETFで非常によく分散されたポートフォリオを買うような商品だと思います。世界経済が成長する限り良いパフォーマンスをだせるETFだと思います。
VTのデメリット
VTのデメリットは大きく分散されているため現在のリターンは米国株の市場平均に劣っているという点です。これは米国株のパフォーマンスが新興国や欧州の成長よりも優れているため他の国のパフォーマンスと米国株のパフォーマンスを足すと米国株全体よりも緩やかな成長になるという点です。
しかしこれはその分リスク分散されていて米国の成績が悪くて他の国がいい局面ではそれがパフォーマンスを押し上げる効果があるので将来のリスクに備える場合は逆にプラス要因とも考えられます。
VTの特徴
VTの特徴はインデックス投資の中でも大きく分散されているという点です。8000位上もの銘柄に分散投資されていて世界中の株式を広くカバーしているところが大きな特徴で直近まで右肩上がりの成長を記録しているのでパフォーマンスは優れているといえます。
VTの配当金と年率
直近のVTの配当金は年間1.62ドルで配当利回りは2.08%と配当率も悪くありません。何よりリスク分散されていて直近の年率は配当金も含めるとパフォーマンスは年率7〜9%とVTIやVOOには劣るもののとてもいいパフォーマンスを出しています。
直近の株価チャート
直近で5年の株価チャートは以下のとおりです。
オレンジの線がSPXでS&P500に近い指数です。
ブルーの線がVTでバンガード・トータル・ワールドストックETFです。
詳細は各証券会社のページを御覧ください。
まとめ
世界約8000以上の株式に分散投資できる。
パフォーマンスは直近10年で9%程度を出している。
はじめての人にもVTIやVOOとともにおすすめできる。
上記がポイントになります。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。 Happy investment!