投資コラム

マイクロソフトもアップルも情報技術セクターETF(VGT)

こんにちはくまさんです。今回は人気の米国情報技術セクターETF[VGT]について紹介します。

QQQと並んで人気のETFで米国の情報技術の成長の恩恵を受けるためには必須のETFなのでぜひ検討対象に入れてください。

おすすめETFについては下記の記事も参考にしてください。

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ちなみに結論から言うとAppleとMicrosoftの成長が続くと考えている人はとてもおすすめなETFです。

今伸びている?VGTってどんなETF

VGTとは

VGTとはバンガード米国情報技術セクターETFという名称で米国の主要な情報技術セクター企業に連動するETFです。
主な組入企業にAppleやMicrosoftなどの米国大手IT企業が入っており、米国経済の大きい比率を占める情報セクターの恩恵を大きく受けることができるETFで成長率が非常に高くとても人気のETFになっています。

なぜVGTがいいのか

VGTは一般的にあげられる米国ETFの中ではQQQと並んでパフォーマンスが良い銘柄にあげられます。その理由については後述しますがバンガードのセクター別ETFの中ではヘルスケアETFであるVHTや一般消費財セクターETFのVDCと並び良パフォーマンス銘柄としてあげられるETFなのでポートフォリオの組入候補銘柄としておすすめです。

VGTの組入銘柄は?

組入上位銘柄は以下になります。

1位 APPL アップル
2位 MSFT マイクロソフト
3位 V ビザ
4位 MA マスターカード
5位 INTC インテル
6位 NVDA エヌビディア
7位 CSCO シスコ
8位 ADBE アドビシステムズ
9位 PYPL ペイパル
10位 CRM セールスフォースドットコム

VGTのメリット・デメリット

VGTのメリット

VGTのメリットはなんといっても巨大ハイテク企業が主要構成銘柄に入っている点です。
AppleとMicrosoftは時価総額で世界トップに入っていて安定感があります。もちろん今後の業績でそれは変化する可能性はあります。しかし収益モデルもFacebookやGoogleと違い分散されていますので今後も着実に業績を伸ばしていくことが予想されます。

VGTのデメリット

デメリットとしてはひとつのセクターに100%偏っているためそのセクターに暴落があるとパフォーマンスが著しく低下するという点です。これは組入比率を少なく設定して分散することによってある程度リスク軽減ができます。

VGTの特徴

特徴としては下記の上位組入銘柄の特徴を大きく反映する点です。

Appleについて

Appleは時価総額がアメリカで1番の巨大企業です。MacやiPhoneなどのデバイスの製造を行っていて、収益の大きな部分をiPhoneやMac、iPadなどの販売を主軸にしています。最近では映像や音楽配信のサブスクリプションモデルを展開しており収益状況は良好です。

Microsoftについて

Microsoftは言わずとしれたPCのオペレーティングシステムのWindowsを販売した会社です。今ではWindowsの他にOfiiceソフトの販売・サブスクリプション化やMicrosoft Azure(マイクロソフトアジュール)と呼ばれるクラウドプラットフォーム事業が好調です。

VISAとMastercardについて

VISAとMastercardは米国のクレジット決済企業で日本でもクレジットカードの発行をしています。非常に収益性の良い企業で今後も継続的にカード決済とデジタル決済が普及すると思われるため成長が見込まれています。企業のサイズとしてはVISAのほうが会社が大きいためよりディフェンシブな銘柄を選考する場合はVISAのほうが優位性が高いです。

その他の組入銘柄について

上記の銘柄のほかにエヌビディアやインテルも組入銘柄に入っています。これらの銘柄は半導体チップや画像処理チップなどの製造メーカーで情報処理産業に無くてはならない企業になっています。またアドビシステムズなどの映像処理ソフトのサブスクリプション銘柄なども含まれています。

VGTの配当金

VGTは配当の増配傾向は年々強まっています。これはAppleやMicrosoftがフリーキャッシュが多く成熟した企業になりつつあるので配当性向が年々強くなっています。そのため今後も配当比率は増えていくことが考えられます。

直近の株価チャート

直近の株価チャートは以下のようなものになります。

詳細は各証券会社のページでご確認ください。

まとめ

おすすめポイント
VGTの組入銘柄にはAppleやMicrosoft、VISAなどの米国でも最大手のテクノロジー企業が多く入っている。
成長企業が多いため現在の株価(2020年現在)のパフォーマンスは上昇傾向
配当金額もAppleやMicrosoftが増配しているため年々強くなっている。
気をつけるポイント
情報技術セクターに偏って構成されているため集中投資はリスクが高い。
ハイテク銘柄は暴落時にパフォーマンスが著しく低下する傾向がある。